祖母孝行

こんにちは。ケイザキです。

本日は祖母孝行について。

そもそも祖母孝行って、読んで字の如く祖母に感謝の気持ちを伝えながら喜んでもらえるようなことをするってことなんですがね。

私の祖母には、私たちのおじいちゃんにあたる旦那さんがいません。

私たちの父がまだ小さい時に、病気で亡くなってしまったためです。

父自身もほとんど記憶にないようです。

今でこそひとり親への支援などの声が聞こえてはきましたが、当時はそんなことはなく壮絶な経験をしてきた祖母。

そんな祖母にも近所の仲良しさんたちがいたので、これまでも元気にしていたんです。

しかし、コロナウイルスが蔓延して緊急事態宣言の発出。

比較的症状の重くなる高齢者たちは、外に出ることをしなくなります。

そうなると、私たちのようにZOOMなどを使うことが苦手な祖母は孤独を感じるようになりました。

もちろん、わたしたちも行ってあげたいのですが、県を跨ぐことや当時ワクチンすらない状況でもし自分が罹患していたら…そう考えるととてもじゃないけど高齢な祖母の家に行くことはできませんでした。

地域の集まりが楽しみだった祖母は、元気がなくなっていったのです。

そしてやっとワクチンを接種したこの夏から祖母と再会することができました。

元気がなくなっていたので心配しましたが、話すにつれて元気を取り戻していったのでひとまずは安心しました。

さて、そんな祖母を連れ出し元気になってもらおうと食事に行ってきました。

祖母はもう80代後半。

遊びに行く体力もないので、食事だけと言うことで連れ出すことに。

まずは祖母の家で数時間のおしゃべりタイム。

日頃1人で過ごしているせいか、話がつきません。

3人で次から次に話が展開していきます。

ばあちゃん元気で本当によかった！

いよいよ食事！

といっても、祖母はもうラーメンなんて食べません。笑

というか、外食することは年に数回しかないのです。

そして外食で行く店は１店舗のみ。

そう、UNAGI！

祖母と食事に行くときはきまってうなぎ。

年に数回しかいかない外食。

贅沢させてあげたいんです。

私もうなぎ食べたいんです。笑

祖母が大好きな定食は

『特上うなぎ御膳』

価格は丁度5000円。

5000ウォンじゃないですよ、5000円です。

こんな高級な食事はそうそう食べることはありません。

まず敬遠しますから。

美味しそうにうなぎを食べる祖母。

その顔を見ると思い出すんです。

子どものころ散々迷惑ばかりかけていた日々のことを。

私の家は共働きで、両親とも帰りが遅かったのもあって２軒隣の祖母の家にいることが多かったのです。

もちろんご飯は祖母の味で育ったし、味噌汁なんて祖母より美味しく作れる人はこの世にいないと今でも思っています。

それだけ多くの時間を過ごしてきたので、当然のようにたくさん迷惑をかけました。

子供の頃の私は、欲しいものが買ってもらえないと泣き喚いていたし。笑

なかなか激しい駄々をこねていたんです。

時にはガチャガチャで欲しいものが出ずに、景品を無くしたなんて嘘をついてもう一回させてもらおうとしたこともあります。

本当に恥ずかしいです。

当時の私に平手打ちをしてやりたいくらいです。

その過ちは取り消すことはできません。

だから、今度は私が祖母孝行する番です。

もうこの先20年生きることはないでしょう。

悲しいですが、それがこの世の理屈です。

だからせめて、この先の人生で少しでも多く笑っていて欲しいんです。

毎日いくことはできないけど、会えるときはたくさん笑って欲しいんです。

それが家族というものなんでしょうね。

今日が人生の一番若い日。

今日からだって遅くない。

やらないで後悔なんてしたくない。

これからの人生、あなたに関係する人との付き合い方をもう一度整理してみましょう。

この付き合い方は本当に後悔しないか？

この人と付き合っていて大丈夫か？

人生は短いです、無駄にして良い時間なんてありません。

本当に後悔しない生き方をできる人なんていないのかもしれませんが、その努力をしない人は後悔を減らすことなんてできないでしょう。

では、また！