こんにちは。ケイザキです。
フットボール界に君臨する生ける伝説、リオネル・メッシ。
バルセロナの絶対的な選手であり、34歳にして未だ世界最高の選手であり続ける。
本当に化け物のような存在です。
そんな彼が13歳から所属していたFCバルセロナを退団しました。
この世界一のクラブと言っても過言ではなく、実質世界で最も名前が知れたクラブで21年プレーを続けていられることが彼の偉大さを表していると思います。
この悲劇はなぜ起きたのか?
双方が契約合意していた中で、なぜ愛するクラブを退団しなければいけなくなったのか?
少し掘り下げていきたいと思います。
まず、契約ができなかった理由です。
メッシは契約延長合意に至らず、前契約を満了しフリーであった事が一つ目の原因です。
どういうことかというと、バルセロナはラ・リーガの定めるサラリーキャップ制度に抵触していたという事実があります。
クラブに所属する選手の総年棒の条件を定めたサラリーキャップ制度で大幅な超過をしていたバルセロナは、メッシだけでなく他の新戦力も選手登録できない状態でした。
そこでクラブは、余剰人員の売却と所属選手の年棒カットの交渉を行なったとされています。
しかし、放漫経営で膨れ上がった金額を抑えることに失敗したクラブはメッシとの契約が制度上できなかったのです。
お金が払えるから契約できる。
そう考えがちですが、そうではないんですね。
年棒上限がある、それを守って選手契約をする必要があるということです。
でも、メッシはバルサに所属していたよね?
新戦力じゃないから契約できるじゃん!
そう思う方もいるかもしれません。
ですが、”契約”という言葉は時として残酷で、過去に所属していた事実を含みません。
大事なことは、契約”中”なのかそうでないのかです。
先述したように、メッシは契約が切れてフリーの状態であった。
この事実が重くのしかかってくるのです。
フリーであるということは、その選手と契約をしていないということです。
結果、メッシは新戦力と見做され契約ができませんでした。
この件で私が感じた事。
- 金銭の管理がずさんすぎる。
- メッシはサラリーキャップ制度に抵触していることを知らなかったの?
大きく以上の2点です。
まずはクラブ。
これはずさんすぎる管理ですね。
このルールに抵触している報道は以前からありました。
それにも関わらず、選手の売却や年棒削減をしてもクリアできないほどの金庫状況にしてしまったクラブが1番の責任があります。
普通はあり得ませんよね。
堂々とルール違反して、金額的にも大きすぎるわけですから投げやりだとか言われても仕方ありません。
この状態でメッシをフリーにした時点で、詳しい人には条件で合意しても契約できない可能性はわかっていたかもしれませんね。
もう一つはメッシ自身がサラリーキャップ制度を知らなかったのか?という疑問です。
メッシもしくは代理人がこの事実を知らなかったというのが私は腑に落ちないんです。
残留をする前提でいたのであれば、リスクであるサラリーキャップの超過というのはまず確認する気がするんです。
だって、それが契約できる最低条件なんですからリスクヘッジとしては当然です。
それを知らなかったのか?
クラブが口車に乗せていたのか?
真相はわかりませんが、メッシが本当に残留したかったとしたらこの問題は解決したと思っていた以外の答えは見つかりませんね。
知っていたのであれば、契約延長しか道がないことは代理人も含めてわかっていたはずです。
ですが、会見のメッシの涙が全てですね。
彼にはバルサで引退して欲しかったし、名実ともにバルサのレジェンドとして君臨していて欲しかったです。
こうは言っても後の祭り。
クラブの怠慢な経営姿勢がこのレジェンド放出というっ悲劇を生んだことに変わりはありません。
これを必ず生かして、これからのクラブ運営をしていく責任を感じてほしいです。
残念なメッシ退団劇。
少しは解説になりましたでしょうか?
今日が人生の一番若い日。
新しい道を歩き出すメッシとご家族のご多幸を祈って、今回のブログとさせていただきます。
では、また!