こんにちは。ケイザキです。
今日はタイトル通り、コストワールドについてのお話をしていきます。
・コストワールド
・スループットワールド
これが何かわかりますか?
現代人はコストワールドの世界で生活をしていると言われています。
では、コストワールドとは?
”個々の改善の合計が全体の改善になる”
と言われます。
簡単にいうと、個々の合計が全体の強さを表す。
と言ったところでしょう。
一見おかしく聞こえないですよね。
現代社会に渾然と存在する。基本的な考え方ですから仕方ありません。
たとえばこんなシチュエーションを考えてみてください。
2つの店舗で、ある商品が売られています。
Aという店舗では、カラーバリエーションやオプションを含めて20種類の選択肢があります。
Bという店舗ではカラーバリエーションも2種類のみ。
あなたはどちらの店舗から購入したいと思いますか?
さあいかがでしょう?
簡略化すると、選択肢が多いか少ないかということですね。
考えていただけましたか?
このどちらがコストワールドかというと
Aです!
解説しますね。
Aは個々の合計値が全体の強さを表す。というコストワールドの根本において、Bに対して合計で上回っていますよね。
だからこそ、こちらの方が競争力があり売れるはずなんです。
しかし、現実にはBの方が売れるんです。
なぜなんでしょう?
Aという店舗では、20種類から選択するときに意思決定力をBよりも多く使いますよね。
それは当然です。18個もコンテンツ量に差があるんですから。
Bに対して18個も多く考えなければいけないんです。
意思決定に使う”意思力”というのには上限があります。
だからたくさん考えるうちに、意思力を使いすぎて疲れてしまうわけなんです。
そうなると、次に購入に使う意志力は残っておらず変われないということになってしまうのです。
お客さんのことを考えると、選択肢はたくさんあった方がいいと思いがちですよね。
でもそれがお客さんを疲れさせ、購入意欲を削ぐものだとしたら本末転倒です。
大事なことは、足せばいいということではないということ。
好きな食べ物で考えてみましょう。
あなたが好きな食べ物を色んなジャンルで5つ考えてみてください。
考えましたか?
ではそれを全て混ぜ合わせてください。
美味しくなるでしょうか?
多くの場合、それは美味しくならないと思います。
コストワールドの思想でいくと個々の合計値が最大の強さを表すわけですから、最強クラスに美味しくならないとおかしいですよね。
多くの選択肢が存在する現代社会において、コストワールドは多くの場面で存在しています。
大事なことはあなたにとって、それは最適な選択なのか?
それを都度考えるということが大事になっていくのです。
明日はスループットワールドについてお話をしようと思います。
今日が人生の一番若い日。
では、また!