こんにちは。ケイザキです。
人との縁。
そう聞いてパッと思い浮かぶ人はいますか?
正直、友達とか同僚とか家族とか
そんな限定的なフレーズで思い出す人はいても、”縁”と聞いて思い出す人は以前の私にはいませんでした。
よくテレビで縁を大事にするとか、縁のあった人に感謝するというフレーズを聞いても、綺麗事言っているんだろう。程度にしかみていませんでいた。
ひねくれているんですかね?笑
そんな私は縁を感じ始めたのが昨年。
縁の相手は、これまた意外な会社の後輩社員でした。
現在20代前半の彼。
私とは10歳近くも歳が離れている彼とは、新入社員の時に出会いました。
当時に印象は、高校生を見ているようでした。まあ高卒一年目ですから当然ですね。
そんな彼は先輩からいじられても言い返したりするタイプではなかったため、班の中でいじられ役になっていました。
ですが、いい意味ではなくいじられるというよりディスられると言ったがいいのでしょうか。
ことあるごとに軽いディスを入れられていたんです。
高校を卒業したばかりの一年目に社員にこんな言い方しなくていいんじゃないか?
そう感じることが多くなる中、本人が大丈夫と言うので任せてはいました。
ですが、その”ディス”は到底一年目の社員が経験したこともないような問題を突きつけたり、失敗したら揚げ足を取ったり、わからないことが前提のものばかりでした。
私が感じていた”違和感”は、これって指導なのか?本人は耐えているけど『いじめ』ではないのか?
そう感じるようになっていきます。
さらに悪いのが、班をまとめるはずの班長までもが率先してその行為をしていたのです。
失敗して落ち込んでいる時も失敗の原因を教えて次に生かすのではなく、失敗したことを責め自分に不利益があったと捲し立てる。
そんなことを平気でやっているような状態でした。
いや、教えないのにわかるわけないじゃん。なんで新入社員の育成を班で任されているのに、あんたが率先していじめてんの?教えもせずに揚げ足とってそんなんであんたでも仕事なんて覚えれないでしょ。
ついに堪忍袋の尾が切れた私は、思わず口走ってしまいました。
なんで私が起こるんだって感じですが、立場の弱い人間をいじめていることに腹が立ったのです。
私は正義の味方であるつもりはありません。
でも、この人たちはこんなことをして自分の子どもに胸を張って会社でしている全てを話せるか?
いいことは話すだろう。
でも、このネガティブなことを果たして言えるのか?
それは私なりのその人たちへのブレーキでもありました。
これ以上子どもたちの自慢の父親像から離れてほしくない。
そんな思いも少しはありました。
でも比率で言えば10%くらい。
殆どは彼への理不尽な発言への反抗でした。
班長たちも本気でいじめるつもりはなかったと思うんです。
なぜそんな発言をしたのか?考えていくと、承認欲求があったと思っています。
いじめていた彼らは、総じて承認欲求が強い傾向にありました。
失敗した人を吊し上げ、最後の一言が欲しいだけなんです。
『◯◯さんそんなことも知ってるんですか?すごいですね!』
そのために始めたいじりがどんどん進化してしまったのです。
彼らは必ず、『俺は◯◯のころはこれくらいできた。』そんなことを言っていました。
正直嫌われるおじさんです。
でも、事実を伝えないと本人たちは気づきません。
伝えた結果、若い彼への”いじり”はなくなりました。
ですが同時に、彼に強めに行ったことも覚えています。
”こんなことは我慢しなくていい。周りに助けを求めろ!”
その発言が正しかったのかどうか、私にはわかりません。
ですが、彼にも火がないわけではないですからね。
そこはきちんと伝えなければいけないと感じました。
私の一言で彼が救われたのだとしたら嬉しいです。
それ以来、彼はいろんな相談をしてくるようになりました。
そんなん自分で考えろよ。って思いようなことまで。笑
そんな彼とはたくさんの話をして将来の夢を語り合うほどの仲になりました。
私が会社を辞めたいとか、こんな未来を描いてみたいとかそんな話をしていてこんなビジネスがあるとか、ビジネスの夢を間近で見せてくれたのも彼です。
彼は今月いっぱいで退社して、個人でやっていくことになりました。
私は背中を押した一人です。
昔は『この会社を辞めるなんて…』
そう思っていた時期もあるのですが、逆張りするとこんなにも可能性があるのを潰す権利は誰にもないだろうと感じるようになりました。
彼の可能性にワクワクしています。
それと同時に、今は彼がビジネスの方法を私に教えてくれています。笑
立場逆転です。笑
人生何が起きるかわかりませんね。
冴えない子だな、私はあまり友達になるようなタイプではないな。
そう思っていた”いじめられっ子”が本当に大きく成長し、私のかなり近しい存在です。
当時のイメージがあったからこそ、今の現状の逆転現象が想像できませんでした。
ヤンキーが校正したらすごいと思われるギャップに近いかもしれません。
仲良くなると思っていなかったから、今が近いと感じるしより近く感じる。
だから彼に”縁”を感じるんだと思います。
彼といつかハワイのホテルでワイキキビーチを見下ろしながら乾杯する夢を描き、今日も一生懸命進みたいと思います。
今日が人生の一番若い日。
人生は何があるかわからない。
だから面白いですね。
今、何が楽しいかを基準にしています。
もちろん短期的なものではなく、せめて中期的に。
将来の楽しみのために、今も楽しみながらビジネスをしています。
そう考えると幸せですね!
何かを変えるといい変化が起こるかもしれませんよ。
私がそうでしたから。
大きく変える必要はないんです。
少しずつ、一歩ずつ。
では、また!