こんにちは。ケイザキです。
昨日ある人と議論をしました。
そこで私が感じたこと。
そもそも議論とは、お互いがお互いの主張をぶつけ合い落とし所を見つけるという作業。
ということは、自分達の通したい主張をきちんと整理して手札としていくつあるのかを知っておく必要があります。
最低でも5つは持っていたいですね。
その中から、最初は捨ててもいい手札で戦わせます。
自分がひとつ折れるごとに、相手に一つ折れてもらうんです。
これは相手がきちんと考えていなかった場合、ほとんどの状況で自分の主張を通すことが出来ます。
ということは、手札は多いに越したことはありません。
私対時した相手は年齢こと相当上ですが、正直言って初心者。
というよりも、議論になりませんでした。
まずは、お互いに自分の意見を言います。
そこに乖離が生まれるわけです。
それからが議論のスタート。
自分の主張を相手にぶつけていくんです。
相手のロジックの穴を突きながら、自分の主張をする。
一見簡単ですが、理論的に自分の方が正しい=相手は折れる というわけでもありません。
よくあるのは、話のすり替え。
驚くほどに関係ない話にすり替えてくる人がいますので、冷静に聞いて関係ないと思ったら話を戻しましょう。
そんな議論をしばらくしていくと、こう着状態になります。
ここで手札を切るんです。
『わかった、私はここを折れよう。だからあなたはここを折れてくれ。』
という感じです。
こうしてくことで、主導権を持っていけるのと同時に、手札をきちんと準備していたあなたのシナリオに沿って話が進みはじます。
そうして、落とし所を見つけていくのが”議論”です。
今回の私の相手はこれが全くなかったのです。
主張はするのですが、何一つ折れない。
それでは議論になりません。
これで勝てるのはジャイアンくらいです。
社会に出たら通用しません。
話は平行線のまま、決着はつきませんでした。
議論というのは論破ではありません。
なぜなら、この世界は白と黒で完全に分けることはできないからです。
多くの場所はその間のグレーな部分です。
このグレーをどっちに寄せるのか。
議論がうまくいったとしたら、限りなく真ん中寄りなところに着地するはずです。
そうではなく、議論をすることで、出来るだけ自分に近い色にしたいというのが人間の心理です。
だからこそ、熱くなったり折れなかったりするわけですね。
今日が人生の一番若い日。
議論をする上でまず最初にやることは、きちんと手札を揃えること。
整理することです。
そうすることで、捨てていいこととダメなことがはっきりとわかります。
相手が熱くなっている→そういう時こそ自分は冷静に淡々と手札で向き合っていきましょう。
相手のペースに惑わされず、やるべきことはただ一つ、自分に近いところに着地するということ。
そこを忘れないと、イニシアチブをとって進めることが出来ますよ。
では、また!