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ビジネス

お客様との関係性を教えていただいた出来事.2

1の続き。

面倒だけど、とりあえず昨日送った内容でご了承いただけたかは確認しないといけません。

あー、憂鬱だなー。

当時はそうしか感じませんでした。

そう思いながら、返信を確認することに。

『ありがとうございます!本当に嬉しいです!どこを探しても見つからなかったので、探してもらえるだけで本当にありがたいです!よろしくお願いします!』

こんなメールでした。

明らかに昨日と温度差を感じるメールでした。

正直私は最初から探す気はありませんでしたが、後述の2点が私の中で引っかかったのです。

  • 私が探すといったばかりに希望を持たせてしまった。
  • 本当に欲しいという気持ちが痛いほどに伝わる。

この気持ちを相手側に立って考えると、

  • 個人ではないショップが探してくれる。
  • 独自ルートで見つかるかもしれない。
  • 今まで潰えていた希望に光が灯った。

こんな心情を読み取りました。

こんな思いをさせて、何もせずにありませんでした、とは言えない。

私の心はこの気持ちに傾いていくのです。

第一、このメールを読んでから自分の中に熱いものが湧いてくるのを感じたのです。

ここで引き下がるのは漢じゃない!

本当はドライに断るのが正解だったのかもしれません。

でも、私にはそれが出来ませんでした。

探すということは決まったとして、捜索の方法で難ありです。

もう売っていない商品ということ。

そんなものを仕入れるルートは私は持っていませんでした。

『なんとか商品をお届けしたい。でもどうすればいいんだ。』

私の1番の悩みでした。

ないものはない。

この世の中の必然です。

少々マニアックなものだったので、近くのリサイクルショップはおろか新品で仕入れる方法なんて…

ネットで探しても見つからないし、どうしたものか。

現にネットショップには売り切れとなっているし、毎秒ページをみにいくような余裕はありません。

本当に困りました。

でも止まるわけにはいきません。

あんなに喜んでくださったお客様。

ネットのやりとりなので、どんな方なのかわからないし

商品を届けてもその人の表情も喜んでくれたのかもわかりません。

でも、届けると誓ったんです。

何か策はあるはず。

その商品の特性を考えることにしました。

生産終了からそう日は経っていない。

でも市場には出回っていない。

相当な人気がある商品だ。

ということは、販売目的で持っている人が絶対にいる。

その人はデッドストックに近い状態で保存しているに違いない。

でも、それをどうやって探し出す?

ここが問題だったのです。

先述した通り、毎秒見ている時間なんてありません。

あっ、これならいけるかもしれない!!!

3に続く